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製造業のM&A事例解説:技術承継機構<319A>、切削加工の堀越精機を子会社化
結論(先出し・3行要約) 本件は営業利益率約36%の高収益切削加工会社が、株式価値26.1億円で100%譲渡された事例です。 EV/EBITDA倍率は約5~6倍水準(推定)とみられ、技術力・人材・安定収益が評価された可能性があります。 売り手視点では、事前のEBI... -
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SES事業のM&A事例:ハイブリッドテクノロジーズ(4260)によるMCP35(中核:グルーヴ・システム)子会社化
本件は、“器(持株会社)”の株式を買う取引でありながら、買い手が本当に欲しいのは中核子会社(SES事業)のキャッシュ創出力という典型例です。売り手の立場では、以下を一度に理解できます。 「純資産(B/S)」と「収益力(P/L)」が乖離するとき、価... -
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建設派遣業のM&A事例:コプロ・ホールディングス<7059>によるトライト株式の取得
本件(コプロ・ホールディングス<7059>によるトライト株式の取得)は、表面上「取得価額約294億円」「全株式取得」と整理できますが、実務上の本質は“建設派遣事業だけを取り込むカーブアウト(事業切り出し)型の株式取得”です。ここを落とすと、売り... -
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赤字・債務超過でも高額M&A「8億円」:株式会社ボードルアによる株式会社リクソルの子会社化
2026年1月14日に発表された株式会社ボードルアによる株式会社リクソルの子会社化という事案はM&Aの本質である「将来価値」と「シナジー(相乗効果)」が如実に表れたケースと言えます。本記事では、この最新のM&A事例を解剖し、なぜ直近業績が営... -
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株式譲渡契約書(SPA)とは?条項・交渉・相場・チェックリストまで完全解説【経営者向け】
会社を売却するという決断は、経営者にとって人生最大のプロジェクトと言っても過言ではありません。数ヶ月に及ぶ交渉、資料提出、そして買い手によるデューデリジェンス(DD:買収監査)を乗り越えた先に待っているのが、「株式譲渡契約書(SPA:Stock ... -
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買収監査:デューデリジェンス(DD)とは?M&A基本合意後に「減額・破談」を防ぐ準備と進め方【売り手向け完全ガイド】
オーナー経営者にとって、長年手塩にかけて育ててきた会社を譲渡するという決断は、人生で最も重い決断の一つです。買い手企業候補との交渉が一段落し、双方が譲渡条件に大枠で合意した際に締結されるのが「基本合意書(MOU/LOI)」です。 基本合意は... -
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M&Aの成否を決める「意向表明書(LOI)」の真実
M&Aのプロセスにおいて、売り手企業に対して買い手企業が初めて具体的な条件をぶつけ合う場面、それが「意向表明書」の提示です。英語ではLOI(Letter of Intent)と呼ばれます。これは、買い手候補企業が売り手企業に対し、「あなたの会社をこれく... -
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M&Aの基本合意書(LOI/MOU)で失敗する経営者の共通点
M&A(企業の合併・買収)という、経営者にとって人生最大の決断。そのプロセスにおいて、最も重要なターニングポイントの一つが「基本合意書(LOI:Letter of Intent / MOU:Memorandum of Understanding)」の締結です。 「まだ最終契約ではないか... -
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サンケイリアルエステート投資法人(証券コード:2972)のTOB解説
2026年1月6日、サンケイリアルエステート投資法人は、Tiger投資事業有限責任組合およびLion投資事業有限責任組合(以下、公開買付者ら。トーセイおよびGIC関連会社が背後に存在)によるTOB(株式公開買付け)への賛同を表明しました。提示された価格は1... -
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M&Aのロックアップ期間とは?売却後に辞めたらどうなる?法的限界・返還条項・揉める典型パターンと回避策をプロが解説
M&A(企業の合併・買収)を通じて会社を売却することは、経営者にとって人生最大の決断であり、一つのゴールです。しかし、譲渡契約書(SPA)に署名し、対価が振り込まれた瞬間にすべてが完結するわけではありません。 むしろ、本当の意味での「M&am...